当院で行っている専門的な治療⑤

原因不明の排尿障害や排尿に関する手術前に行っている尿流動態検査について

当院では内服治療で症状が改善しない患者さんや原因不明の排尿障害の患者さんに対して尿流動態検査を行っています。
また前立腺肥大症や尿失禁の手術を受ける患者さんにも術前にこの検査を実施し手術がより確実に効果的にできるように努めています。

1.当院で実施している尿流動態検査について
当院では主にプレッシャーフロースタディ(内圧尿流検査)を実施しています。
専門的な機械を用いて排尿に関わる膀胱や尿道圧力と尿の流れを同時に測定する検査です。尿がスムーズに出ない、頻尿や残尿感が治らない患者さんで原因が不明であるために治療が上手くいかない場合や前立腺肥大症や尿失禁の手術前に本当にその手術がふさわしいのかを判定する時に実施しています。

2.検査の目的
排尿障害の原因がどこにあるのかを判定する
正しい治療方針(薬物療法や手術療法)を決定するための参考情報を得る
治療効果の判定や経過観察が必要な場合

3.検査の流れ
1.尿道と直腸に細いカテーテルを入れます
2.膀胱内に生理食塩液を注入しながら膀胱内圧を測定します
3.尿意が十分にあったところで排尿を行い、尿流量(尿の勢い)と膀胱内圧、腹圧を測定します。
4.得られたデータから排尿機能をコンピューターが解析します

※検査時間は約30~60分です
※検査は日本泌尿器科学会認定の排尿機能検査士の資格をもつ看護師が主体となり実施しています

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